素晴しい『タミル語会話入門』

『タミル語会話入門』(R.E.アッシャー、E.アナマライ著、田中孝顕監訳・きこ書房)
というCD付きの本が出た。
これがもう理想的な入門書なので、感激している。
A5判、330ページほどのコンパクトなサイズで、CDが2枚付いている。
実際的なシチュエーションの会話、簡潔にして要を得た文法説明(簡単すぎず、くどすぎず、その加減が絶妙)、
適量の練習問題、そして巻末のグロッサリー。
その上、とかくタミル語というと、日本語論と関連付けたがる弊害が目立つが、
この本は、とにかく実際のタミル語へ学習者を案内する役割に徹していて、
その割り切り方がすがすがしい。
筆者(はタミル人らしい)および監訳者の人柄であろう。功名心が全く感じられず、爽やかである。
ドラヴィダ語派は、先の『基礎テルグ語』といい、『マラヤラム語文法』(山ノ下達著・武田書店)といい、
良い文法書が出てきた。あとはカンナダ語か。
なんだか視界が開けて、気持ちも明るくなる。
誠実さの垣間見える学習書、というのは本当に良いものだ。
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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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