他国の言語改革

常用漢字の改訂がニュースになっているが、
出版社勤めの私にとっては、かなりの大問題である。
しかし、毎度のことながら、業界団体やら、都道府県市町村やら、
いろいろな所から要望が入って、
言葉の改革というものは、純粋に言語学的には進められない。
しかしこんな騒ぎも、世界にとってはほとんどどうでもいいことだろう。
逆に言うと、他国の言語や文字の改革・改変に我々の方だって大した関心を抱いているわけではない。
最近ではドイツ語の綴り字改革、ギリシャ語のアクセント表記の簡略化、
ルーマニア語のスペルのマイナーチェンジなど、ほとんど話題にもならない変化が
世界のあちこちで起きているのだ。
こういうニュースは、新しい語学書などで知ることが多い。
インターネットの時代でも、伝わらない情報は山ほどある例であろう。
結局、我々は自分の認識の殻からそう簡単に抜け出せるものではないのだろう。
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テーマ : 言語学・言語論
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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