テルグ語の外連声

ドラヴィダ語学習は、テルグ語を選んだ。
しかし冒頭、いきなり外連声(がいれんじょう)の説明があった。
要するに、前後の語(音環境)によって、語の音が変化する、というのである。変化して結合する。
フレーズの語と語が変形・融合して、一つの塊りになる。
サンスクリットにもある。
説明だけでは分かりにくいから、今見たばかりの簡単な例を閉めそう。
adēmiʈãɖi ?(それは何ですか?)という簡単なフレーズがある(テルグ文字はローマ字転写してある)。adi(それ)+ēmi(何?)+ãɖi(~です)?が外連声を起こして、こんな形になる。
(‐ʈ‐は、介入音だろうか。まだ冒頭なので、よく分からない。申し訳ない。)
これはまだ簡単なものだろう。サンスクリットではもっと複雑なものがたくさんある。
サンスクリット起源の語も多いだろうから、やはり面倒なパターンがありそうである。
厄介だなあ。実際に出てくる一塊りの語(実際は語群)を、元の形に還元しなくてはならない。
本にも書いてあるが、辞書が引けるようになるまでが大変だろう。
読んではみるが、そこまでは到達できないだろう。
しかし、こういう奇妙な振舞いの言語を見るのも、言語の多彩さを知る良い機会である。
「話せてナンボ」という言語観の持ち主からは、否定されるだろうなあ。
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テーマ : 言語学・言語論
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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