ヨルバ語、文法ノート、多言語学習

アルバニア語の調べが終わったので、
これからヨルバ語(アフリカ・ナイジェリアの言語)の音声教材の調べに入る。
ナイジェリア国内には多数の言語が分布していて
(「世界のことば小事典」〔柴田武著〕では、66言語が記されている)、
ヨルバ語は、そのなかの有力言語の一つである。
2000万人も使用人口があるという。
昔、『Teach yourself Yoruba』という本で文法をまとめておいたのが、
20年ほどの歳月を経て、役立つこととなった。
「文法ノート」というのは私の本でも書いたのだが、
なるべく文法の分類を共通形式にして、各言語の文法を記述しておいたものだ。
勉強してから全く触れずにいた言語を復習するのに、これは力強い味方である。
辞書は『A dictionary of the Yoruba language』(University Press Limited)
というのを持っていたので、それを使う。
それと、上記の文法書のグロッサリー部分をコピーしておいたものも使う。
実際の文例では、辞書の表記と違ったりすることも結構あるので、
辞書への書き込み、文法記述の訂正・追加なども行うことになるだろう。
「そんな言語、何の役に立つのか?」と聞かれても、
「役に立つか立たないか、なんて考えていたら、多言語学習なんてやらないよ。」
としか答えようがない。
たまたま音声教材を手に入れたから、縁があると思ってやるのである。
目の前に山があるから登るのだ、と言う登山家みたいなものである。
「外国語は使ってナンボだ。そんな勉強には意味が無い。」
と言う人もいるだろうが、そういう人はそういう勉強をすればよい。
これでも、有力言語の勉強では「使えてナンボ」的な勉強もさんざんしている。
しかし、それとこれとは別、なのである。
多言語学習は、人間の普遍性への追求であって、
わずかな手持ち時間も注ぎ込まなければ出来ない、大変な道である。
お気楽な外国語自慢と取られるのは、いささか不本意である。
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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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