もっと工夫を

『プログレッシブ タイ語辞典』(傍士豊編、小学館)という辞典を使い始めたが、大変良い辞典だと思う。タイ文字からもアルファベットからも引けるというのが便利である。こういう工夫はもっとあってもよいのではないか。中国語辞典では、発音で引ける岩波の辞典や、漢字の日本語読みで引ける講談社のもの(あまり大きなものではない)があったが、もっと大型の辞典でこういうものがあればいいのにと思う。特に日本語読みで引けるものは、中国語の学習に大いに資するものではないかと思う。日本人にはその方が覚えやすいと思うし、テキストを読むにもその方が速いだろうと思う。
 NHKで、明治期の国語教育について特集したものを、ラスト10分ぐらいだけ見た。上田万年が国語の教科書に施したという工夫に感心したが、語学出版には常にこういった言語学的かつ実地の経験に基づいた創意工夫が必要だと思う。今ある語学書・辞書が最終形とは限らないのである。AIに語学を任せて楽をすることばかり考えないで、人間が言葉を学ぶ手助けをもっと真剣に考えてほしい。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード