録音の校閲?

 聴いていたブルトン語のコースで、録音が妙な具合になっていた。
 レッスンの文章の途中で、録音が飛んでしまい、練習問題の途中につながってしまった。
 これはどういうことだろうか?
 直接CDからICレコーダーに録音したので、その時の問題だろうか。確かにCDプレーヤーやCDそのものの状態が悪くて、そうなることはあるかもしれない。しかし録音のつなぎはきれいなのである(飛んだ先の文章の頭から始まっている)。今までもそんなふうに飛んだ記憶はない。
 万が一、元の録音がそうなっていたのだとしたら、これは吹き込み録音時の問題ということになる。原稿が一枚飛んでいたのを気付かずに吹き込み、誰もそれに気づかなかったとか。
 真偽はさて措いて(実際、語学出版で誤りがあるのはそう珍しくもないので、腹は立てていない)、語学出版で、録音とテキストの照合をしている出版社は世界でもどれくらいあるのだろうか、と思ったりする。
 昔、英語教材の校閲をしていて、録音との照合をしたことがある。有名俳優に文学作品の朗読をしてもらったものだが、結構大変だった記憶がある。こんなことしている出版社はあまりないだろうな、と思いつつ仕事をした。
 語学出版では、録音を校閲しろと言っても難しいので、筆者や監修者の責任で行っている、ということだろう。編集者の仕切りが大事である。録音を聴いてもらうのを忘れたりすると大変なことになる。
 それにしても、かつてのリンガフォンは、そのテキストと言い、録音者の選定と言い、文語と口語のバランスと言い、すばらしかった。あらゆる意味でのチェック機能が働いていたのだろうと想像する。
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井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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