タイ語のこと

 タイ語の文法ノートを、遅ればせながら仕上げた。文法ノートを作るという発想のまだ無い頃に勉強したので、ノートが無いままにしていたのだが、時折、タイ語ではこういう時どういう形式で表現するのだろうと思った時には、ああ文法ノートがあればなあと思ったこともあって、心の中にいつも引っかかっていた。今後はこれを参照したり、気づいたことがあればこれに書きこんで行けばよい。拠り所になる。このノートは多言語学習の核になるもので、文法を忘れた場合のクイックリファレンスにもなり、なるべく共通の基準にもとづいて纏めようとしているので、自然に他言語との比較ができるようにもなっている。
 外国語入門シリーズで、こういうコンセプトにもとづいて編まれたものがあれば多言語学習者には役立つと思うが、編集は大変だろう。各言語の専門家にとっては、他言語の文法体系など「関係ない」ものであり、そのあたりをリードできる編集者も殆どいないだろう。

 さてタイ語の入門書で一つ要求したいのは、タイの街角の写真に見える看板などで、書籍に使う文字とはちょっとデザインの違う文字(日本で言ったら草書体みたいなものか? 書き文字をそのままデザインしたものだろうか?)がよく見られるのだが、これが教科書に出て来る文字でどれに当たるのか、解説というか対照表にしたものを見たことが無い。しかたなく写真の説明キャプションなどから当たりを付けて部分的に解明したりしている。ちょっと配慮してその説明を加えてくれれば、旅行者にも役立つだろうし便利だと思うのだが。入門書は初心者に徹底的に親切でなければならないと思う。
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メールありがとうございます。

Iさん、はるばるバンコクからのコメント、ありがとうございます。
貴重な情報を頂き、感謝しております。
また、私の拙い本を読んでいただいて、本当にうれしく思います。
昔言語学を学んでいた時に、ふとしたことから、「どうして学びたい言語を制限しなくてはいけないんだ?」と思ってしまい、それ以来、言語の大海をアップアップしながら泳いでいます。幸い校閲の仕事でそれなりに役に立ったので、運良く本を書く機会も与えられたのだろうと思います。
これからたくさん作品を生み出されると思いますが、外国語の内側で生きた、という経験はきっと役に立つと確信します。
細々と続けているブログですが、お暇の折にまた立ち寄って頂ければ幸いです。
本当にありがとうございました。

プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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