「老年」への対応

 この間書いたデンマーク語の読本を喫茶店で読もうと思って、小さなデンマーク―英語辞典を使ったら、活字の小ささにすぐ目がしょぼついてしまった。電車で顔の近くに寄せて見ている分には感じなかったが、普通に机上で見るには不便だ。目も衰えているのだろう。耳は片方がよく聞こえない状態(年が明けたら本格的に治療を考える予定)だし、歳を取ると色々差し障りが増えるものだ。
デンマーク語は家で大型辞典を使って時々読むことにして取り敢えずは済ませよう。
電車の中で勉強する、という長年続けてきたスタイルも、あと数年で卒業である。イヤホンを使って聴くという耳に負担のかかるやり方もそろそろ店仕舞いを考える時期だろう。家のテーブルでCDプレーヤーのマイクから出る音を直接聴く、ということにいずれなるのだろう。新しいテクノロジーを使って効率的にやる、というかそういうテクノロジーに振り回されるのももう沢山だ。もしかしたら読むことだけに集中して、聴くのはたまの楽しみ、ということになるかもしれない。
具体的に考えると「悠々自適」などという言葉とはかけ離れたうら寂しい気分になるが、仕方がない。
 せめて電子書籍が、ハイレベルの辞書ソフトも搭載したものになってくれれば、と考えて、まだ新しいテクノロジーに期待している自分を発見した。性懲りもないものだ。
どうもいろんな意味で、やり方を変え、考え方を変える時期に来ているのかもしれない。「老年」との付き合いは生まれて初めてなのだ。行ったり来たりは仕方ないだろう。
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ベトナム語なども50歳の目にはきついです。

No title

御返事遅れました。
ベトナム語は補助的記号が多いので、確かに目にはきついですね。とてもよくわかります。
プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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