中国語の二重奏

中国語がどうも頭打ちの感があるので、
打開策として、成語表現を勉強しようと思い、
『起きてから寝るまで 中国語成語表現』という、
基本の4文字成語を300種類吹きこんだCDブックを買った。
これをさっそく聞こうと、ポータブルプレイヤーに吹きこんで
電車で聞いていたら、
隣の座席の人が、いきなり携帯電話で話し始めた。
中国語で。
中国語のネイティブ(最近多い)の、電話会話である。
音がデュエットになってしまい、混乱した。
プレイヤーを止めて聞いていても少しは勉強になるだろうが、
さらなる基本を固めようとしているのに、どうかなと思い
そのまま流していた。
普通の中国語が話されているそばで、
亀のようにノロノロと基本練習をしているのが
やや気恥ずかしくもあった。
しかし、語学の練習なんて、まあこんなふうに
地べたを這いつくばるような地味な練習の繰り返しである。
昔中国を旅行した時は、
「中国語なんて、割と簡単に通じるな。」などとうぬぼれていたが、
とんでもない話である。
本気で分かろうとしたら、一筋縄では行かない手ごわい相手だ。
もっとも、どの言語だってそうではあるのだが。
隣の中国人も、まあ自分の言語を愚直に勉強している人を見て、
少なくとも「けしからん」とは思わないであろうから、
あまり気にせずやろうと思う。
多言語をやりつつも、ありふれた(と言っては悪いが)大言語の基礎を
恰好悪く勉強することも忘れずにいたい。
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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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