近況、および野球のこと

 サラール語の文法終了。代わりに現代語ではなく、「古代突厥語」(古代チュルク語)を始める。そういえばシルクロードの古代語、というのは自分にとって空白地帯であった。ソグド語、などというのも名前だけ知っているが、実態は知らない。他にどんな言語があるのだろう。もし縁があれば、他の言語も覗いてみたいものだ。
 もう一つ、「まずはこれだけ エストニア語」も終えたので、ネットで収集したフラマン語(ベルギーのオランダ語方言)に取り掛かる。どのくらい正確なものか分からないが、適当な入門書も見当たらないので当面これでまとめてみよう。

 別の話題。プロ野球のサムライ・ジャパンがヨーロッパ選抜と対戦して、なんと1敗してしまった。ヨーロッパの実力向上に驚く。オランダ領の島出身の大リーグ経験者などもいるので評価はいろいろあるだろうけれども、オリンピックで正式種目になったら、そう簡単に優勝、というわけにはいかないだろうな、と思った。
 イタリアのネットニュースで、

Baseball, Samurai Japan vs All Euro: gioia Europa! Vittoria storica nel Sol Levante
(ベースボール、サムライ・ジャパン対全ヨーロッパ:歓喜のヨーロッパ! 
 「日出ずる国」での歴史的勝利)

という見出しが。
そして記事中で、

Dopo la vittoria sfiorata nella contesa di ieri, l’Europa riesce a togliersi una grandissima soddisfazione battendo 6-2 i Samurai Japan, al Tokyo Dome; nel secondo atto della “Grande Sfida”.
(昨日の惜しくも逃した勝利の後で、ヨーロッパ代表は東京ドームにおいて、6対2でサムライ・ジャパンから大きな満足を手中にした。「大きな挑戦」第二幕である。)

 というふうに、結構な喜びようである。勝てば味をしめるだろう。今後ヨーロッパで野球が盛んになるきっかけとなるかもしれない。野球にとっては喜ばしいが、日本チームも自惚れてはいられないだろう。
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No title

 コメントありがとうございます。
 ご質問の件ですが、残念ながらサンタル語には縁がなくてまだ学んでいません。それが属するムンダ諸語の言語も、文法書すら見たことがありません。ですから実感のある説明はできず、一般的な説明になりますがお許しください。
 ムンダ諸語は『オーストロ・アジア語族』に分類されているのですが、この中のムンダ諸語とは別のグループ「モン・クメール諸語」(カンボジア語やヴェトナム語を含む)とはだいぶ様子が違うようです。後者は中国語のような孤立語ですが、ムンダ諸語は膠着語的な言語で、むしろドラヴィダ語や日本語、トルコ語などと大枠(言語要素の組み立て方)において似通っている、とのことです。後置詞も使うようです。
 歴史的には周辺の言語からの影響が強いようですが、語彙的にはオーストロ・アジアとの共通性が強いので、分類上そういうことになっているらしいですね。
 こんなことを調べているうちに何か面白そうだな、という気になってきました。どういう経緯でこの少数言語に興味を持たれたのでしょうか? いずれにせよ、少数言語に興味を持つ人が現れるのは心強い気持ちになります。Amazonでsantali languageと入力して調べると辞書は手に入るようです。文法書はそれらしきものが見受けられるものの、内容的にどうかはちょっと分かりません。思い切って多少高価でも買ってみるのも手かと思います。少数言語の学習には意外とお金がかかるものですが、いつまでも待っていて時間を無駄にする方がもっともったいない話ではないかと思います。私はもう年なので、これから学べる言語も限られてくるのですが、もし私よりお若い年齢でしたら、思い切って飛び込んでみてもいいのではないでしょうか。
 以上、」さしてお役にも立たない返事ですが、ご容赦下さい。

井上孝夫拝

No title

井上様
お返事ありがとうございます。
私は以前中国に滞在中、少数民族言語の存在を知り興味を持ちました。民族出版社の販売所で少数民族言語の教科書、辞書を買いあさったのはいい思い出です。(サラール語の辞書も持っています)なんとなくですが少数民族言語ほっとけないんです。
今はパーリ語とアイヌ語を勉強中です。
世界ことば村というサイトで珍しい文字を検索していましたらオルキチ文字を見つけてサンタル語を知りました。

井上様の言う通り時は金なり早速アマゾンで調べてA Comparative Study of Santali and Bengali という本を見つけ注文しました。ベンガル語に近いんですかね。ベンガル語は以前ほん、ほんの少しですが勉強したことがあるので本が届くまで再度勉強を再開しておきたいと思います。

本が届きましたら報告させていただきます。
プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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