あと10年、なんて言われても

 日本人の、元気で働ける健康年齢は、男で70歳くらいまでだとテレビで言っていた。
 それは大変だ。語学を一生懸命やれるのも似たようなものだ、と考えれば、私にはあと10年しかないのか。これからの10年間をどう使うか、真剣に考えなくてはならない。
 と考えて来て、「いや、真剣に勉強する」必要が果たしてあるのか、という考えも頭をよぎる。これから語学で食うわけではなし、もういいかげん義務感は捨てて、やって楽しいものだけ無責任にやろうか、などとも思うのである。
 しかし、自分は外国語学習および外国語文章読解のどの部分を「楽しい」と感じているのか、と突き詰めると、意外とこれは難しい問題である。言語の運用(会話・情報収集など)が楽しいのか、言語の鑑賞(文学の・映画その他芸術の賞玩)が喜びなのか。自分でもはっきりしないまま、これまで過ごしてきた。
 そんなことを今すぐ決定もできない。言語の運用も鑑賞も、何か体系立ったことができるとは思えないので、ここはやはり「好き放題に、無手勝流にやる」という態度で一貫させた方がいいのかもしれない、などと、さっぱり考えはまとまらないのである。
 しかし心の底で確信しているのは、きっとこんな風にスタンスが決まらないまま続けてゆくしかないのだろう、ということである。
 人間、変われないものである。今日に続く明日、でよいのであろう。
スポンサーサイト

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード