散文的な、あまりに散文的な

 定年で会社の本を整理しなくてはならず、家にも多少持ち帰ることになるので、本棚のスペースを空けるために、CDを紙の薄いケースに入れ替えて、プラスティックのジャケットを捨てる作業をしている。一応解説のブックレットも残しているのだが、曲順などがそこに記されていなければ、ジャケットに記されたそれをメモ用紙に写して保存しなくてはいけないので、思ったよりも時間がかかる。それでどのくらいのスペースが浮くのだろう。何だか空しい気がするが、1冊でも辞書を多く保存したいので、とにかくやらなければならない。あとは文庫本も整理しないと。書斎や書庫のある人が羨ましい。
 それなのに、この間久しぶりに丸善へ寄ったら、ついフランスとドイツのペーパーバックを計3冊買ってしまった。昔よりずいぶん安くなって1000円以下のものがあったので、ついうれしくなって衝動買いである。だめだなあ。それにしても昔はボラれていたんだな(言い方が少々下品か)。
 定年といっても思ったより感慨は無いものだ。引き続き嘱託として勤めるからかもしれないが(1年ごとの契約)。
 現代は「現役引退」の年齢がズルズルと後ろへ引き延ばされている時代だから、何だか人生に区切りが無い。散文的なことこの上ない。人生思い描いたようには行かないものである。
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テーマ : 思うこと
ジャンル : 学問・文化・芸術

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井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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