『神曲』天国篇つづき

『神曲』は、天国篇に入ってから格段に難しくなった気がする。
とうとう電車で読むのはきつくなって来たので、家で読むことにした。
そこで河出文庫の『神曲・天国篇』を買って来た。
これは平川祐弘(ひらかわ・すけひろ)先生の訳である。
大学生の時、平川先生のマンゾーニ『いいなづけ』(I Promessi Sposi)講読の授業を受けて、
多言語による翻訳を参照しつつイタリア語原典を読み解くその力業に影響を受けた。
『いいなづけ』は後年、自力で原書を読んだが、『神曲』はそう簡単ではなかった。
先生の翻訳を見ると、読者の理解を導くべく、さりげない解説も潜ませた訳で、
学識の深さと読者への配慮のにじむ、見事な訳である。
その助けを借りつつ、読み続けている。
今は第15歌に入ったところである。それにしても抽象的な議論や比喩が多い。
地獄篇の分かりやすさが少し懐かしい。
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テーマ : 洋書多読
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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