ニューエクスプレス・シリーズの正統性

ニューエクスプレスの「グルジア語」が届いたので、中身を見る。
とにもかくにも、初めて音声付きの教材が出たのだからそれだけでも有り難いところなのだが、
作りがなかなか優れているので、感心している。
グルジア語は私も文法は学んだが、接辞が複雑に連続する、大変難しい言語である。
この薄い入門書で全てが説明されている、とは考えにくいが、
例文の内容の程良さ、文法説明の簡潔にして要点を得た感じなどは、
このシリーズに共通した美点である。
入門書というのは、こういう感じでありたい。
学習の幹になる部分を作るのが目的なのだから、こういう感覚があるのは
よほど編集者・編集部の感覚が優れているのだろうと思う。
私ももう一度、この言語をなぞり直して見たいと思う。
しかしその前に、「日本語の隣人たち」のエスキモー語を仕上げないと。
このエスキモー語はシベリア・ユピック語で、以前簡単にまとめた
グリーンランド方言とは別らしく、ちょっと手間がかかっている。
エスキモー語は、もう少し本格的な文法書があってもよいかと思う。
あと、ブータンのゾンカ語も音声付きで教材を出してくれないかな。
まあ、こういうことを言い出すときりがないので、このくらいにしておこう。
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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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