ピランデッロ『La mosca』

ピランデッロの戯曲『La mosca』(蠅)を読んだ。
ネットで作品がプリントアウトできるので、便利である。
本当は、本の形で読みたいし、ピランデッロの戯曲は全集が欲しいと思っているのだが。
それにしても、ピランデッロの言葉は本当に生きている。
この作品は、ある妻の浮気と、夫の陰湿とも言える復讐、そして最後に妻の自殺という、
あんまり明るくない題材を描いており、その意味で人に勧められるかどうか分からないものだが、
それでも、後半の夫婦間の畳みかけるような緊迫感のある会話に、イタリア語の力が躍動する感じがあり、
やはりピランデッロの力を感じざるを得ないものとなっている。
私の場合、そういう言語の生命力を感じることが目標のようになっているので、
やはりピランデッロは肌に合う作家、ということになるのだろう。
スポンサーサイト

テーマ : 洋書多読
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード