やれやれ。

ウズベク語の調べが終わったので、
明日から『やさしいノルウェー語の作文』(大学書林)に取り掛かる。
ここのところ、メニューの交替が無くて、我慢の時期だったが、
少し息をつく感じになった。
何の言語を、どの程度までやるか決めないで、その時々目に付いた教材をやっている。
やむを得ない面もあるのだが、もうそろそろヴィジョンを立てなければな、と思う先から、
また面白そうなものが目に付いてしまうのだ。
本当にきりの無い話である。
10ヶ国語程度の大言語を、最低限、日常的な読み書き会話と
文芸物などの読書が楽にできるようにして
(その内、メインの言語と英語はもう少し上のレベル)、
その他に、ネットや読み物からある程度の情報を読み解ける言語をできれば10~20程度、
あとは言語的な知識と経験のために文法と、できれば簡単な読解練習などをする言語を、
これは特に数の制限を設けず、成り行きでやる、と、
大雑把な線はそんなものかと漠然と考えてはいるが、
どのくらい実現できるものだか、分からない。
「そんなにやって何の役に立つのだ」と言われるが、
私の職業は校閲者であるから、少数言語の知識は、実際かなり役に立つ。
調べ物を頼まれることも結構あるし、翻訳物の校閲などでは、
訳者が分からない部分(実際、現代の作品は結構インターナショナルな内容が多いのだ)を
代わりに調べる、といったこともある。
例えば、スウェーデンの人物について調べるには、スウェーデン語のキーワードを打ち込んで
検索をかけたりする。
Wikipediaだって、英語のサイトで調べるより、スウェーデン語のウィキで見た方が、
情報量も多いし、間違いの確率も低いのである。
他の言語に関しても、なるべくその言語で検索した方が調べられることは多いのだ。
もちろんネットの情報は玉石混交ではあるが、玉はなるべく多く、平均的な質の高いものを
手に入れられる方が有利なのである。
そういう技量を高める、という意味でも、少数言語をちゃんと読めるようにする、というのは
意外と武器になる。
とはいうものの、茫々たる海原を進んでいくような学習である。
ときどき「ふう。」と溜息をつくことも無くはないのである。
スポンサーサイト

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード