あの洋書の値段は何だったのだろう

アマゾンでマルタ語の辞書を買って、
それが手頃な値段の割りにしっかりした辞書だったもので、
他の教材がいくらぐらいするものか、調べてみた。
驚いた。日本で買うより遥かに安い。
Assimilの諸外国語シリーズ(CD付き)が、60ユーロ強である。
現在のレートだと7000円弱くらいか。
それを丸善では1万6800円で売っていた。
ほぼ1万円違うのである(送料はまた別)。
これは輸入元(と思われる)のHPでこの値段になっているので、書店の責任ではないのだろうが、
しかしこんなに違っていいのだろうか。
実は、昔このシリーズのブルトン語を8万円くらいで買った記憶がある。
いったいどういう経緯でそんな値段になったのだろう。
当時とはレートから何から違うので、理由は分からないが、
たかだか語学の入門教材である。そんな高価なわけがない。
中間のマージンが凄まじかった、としか想像できない。
輸入業者、販売店、その他の利益が分厚く乗っかって、そんな値段になるのだろう。
若い頃から、必死にお金をつぎ込んできたのが、空しい気さえする。
少数言語の語学は、ただでさえ高い定価に、そういうマージン分まで支払って、
乏しい教材を、目を皿のようにして読み込み、聴き込み、行うしかなかった。
少数者への懲罰のようなこの価格を考えると、
今まで細々とでもこんな学習を続けてきたのが奇跡のようにすら思える。
これからは、そういう苦労への褒美として、
せいぜい安く教材を仕入れて、無理せずやっていこうと思う。
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テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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