読みきれるのかどうか。

ホメロスの『イーリアス』は細々と読んでいる。
しかしまだ第2編の途中。
アガメムノーンがイリオス(トロイア)攻めに加わった
すべての諸将の名前を次々と挙げていく件(くだり)。
とにかく長い。ただ、前後の脈絡は無いので、
細切れに読める、という点では少し読みやすい。
それにしても、ホメロスの言葉は、なかなか言葉として染み込んで来ない。
3000年近くも前のものだし、朗詠のためにいろいろ技巧も凝らしてあるのだろう。
ほぼ「解読」に近い状態だ。
そんなに素直に読めるものではない、ということだけは分かる。
現代語をやるのとは全く違う感触だ。
流暢に話す、とか、コミュニケーションとか、
そういうものとは全く別の言語世界。
どこまで現代人である自分に語りかけてくれるのか、
それとも、「お前では駄目だ。」と、ホメロスから突き放されるか、分からない。
でも、まだまだ辛抱して付いていってみようと思っている。
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井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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