電子書籍のリスク

キンドルが完全にフリーズしてしまった。
一時的なものではなく、どうやら壊れたらしい。
どう操作しても、画面が真っ白なままである。
外国古典を無料でダウンロードして読んでいただけだったので、
学習が立ち往生してしまうことはないが、
1万数千円のオモチャが壊れてしまったと思うしかない。
キンドルに入れたため、ペーパーバックを捨ててしまった
『白鯨』と『居酒屋』が悔やまれるが、しかたがないだろう。
『白鯨』は半分くらいまで読んでいたのだが、こうなるのも一種の縁の薄さかもしれない。
実際、他人の評価は別として、そこまで読んだ限りでは、そう面白い作品とは思えなかった。
もっとも、モービー・ディックが出現したあたりだったので、
これから緊迫した、『白鯨』の真髄が繰り広げられるところなのかもしれないが、
ペーパーバックスを買い直すか、新たな電子書籍を手にするまではお預けで、
もしかすると、もう読む機会は無いかもしれない
(他にも読みたいものがいろいろあるので)。
こういうことは、「縁」だと思うことにしている。
「お前が読む本じゃない。」と、天の神様が仰っているのかもしれない。
流れにまかせよう。評論家をやっているわけじゃないし、
パーフェクトに世界文学をカバーするなどという不可能な目標にとらわれるのも馬鹿馬鹿しい。
というわけで、『白鯨』のかわりに、
アンドレ・ジッド『田園交響楽』(La symphonie pastorale)を読むことにする。
もちろん紙の本で。アナログで。
電子書籍に「自炊」で本をデータ化して取り込むことが流行っているが、
電子書籍は機械なので、故障という危険は常につきまとう。
ちょっと注意した方がいいかもしれない。
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テーマ : 洋書多読
ジャンル : 学問・文化・芸術

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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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