仕事と基礎と実戦

 以前依頼されたスペイン語の翻訳の第2弾を受け取る。急がないでいいと言われているのだが、やはり気になるので、ちょっとずつ進める。公的文書なので、知らない用語が出て来る。戸惑うが、調べるうちに内容が飲み込める。そのついでに、自分が全く疎かった分野の知識を得る。こんな風に、自分では開けられない風穴を自分の知識の「バカの壁」に開けることができるのが、仕事ならではのメリットでもある。
 すべてを準備して、「さあ来なさい」と仕事を待っているのがプロフェッショナルだ、と一般には思うだろうが、むしろ仕事をやりながら知識を蓄えていくことの方が多いのではないか。その状態に持って行けるだけの基礎は必要だが、あとはやはり実戦で悩み苦しみ、解決していくことで本当の実力が付いて行く、というのが本当のところなのだろう。
 もちろん基礎は強化しつづけなければならない。野球選手が素振りやシャドウピッチングを欠かさないのと同じことである。そこを適当にやると、躓く。
 今日も又少し翻訳を進める。あせらずにやろう。
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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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