女子サッカー、相手国オランダの反応は?

 ワールドカップ女子サッカーで日本がオランダを2-1で下し、準々決勝進出した。
相変わらず日本では大騒ぎだけれども、いつものように相手国のマスコミ報道をちょっとだけ覗いてみる。
 ネットニュースでNOCという新聞(かどうか分からないが)が、この試合について記事を載せていたので、読んでみる。
‘Het ontbrak Oranje aan lef’
(オラニエ〔オランダ・ナショナルチーム〕には勇気が欠けていた)
という見出しである。
「オランダは女子サッカーのワールドカップを、複雑な気持ちで後にする。チャンピオンチームによって、そこから締め出されるのは不名誉ではない。オラニエは日本に対して、自分たちがいかにサッカーを巧みにプレーできるかを見せつけることができなかった。NOCのアナリスト、ダフネ・コステルによれば、それは勇気の不足から来たものである。」
 という書き出しである。そして、前の試合、ニュージーランド戦では勇気を持った戦いを存分に見せたし、日本戦の後半でもわずかにそれは見られた、と言う。
 敗因はワールドカップに不慣れだったせいではなく、失敗してもなおトライし続ける勇気がなかったことである、と。
 そして日本については、’Japan maakte nog geen grootse indruk,…’(日本はまだ、さしたる印象を与えなかった・・・)と述べているが、しかし大会と共に成長しているし、決勝には進出するであろうというダフネ氏のコメントで締めくくっている。
 いつもヨーロッパの報道を見て思うのは(特にゲルマン系の国々)、報道が非常に冷静であることである。
 多言語読書をしてこういうことを感じるのは、自分の国の立場を冷静に見つめ直す訓練になるのではないか、と思う。
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プロフィール

井上孝夫

Author:井上孝夫
多言語の学習・研究、多言語読書を長年続けています。著書に新潮新書『世界中の言語を楽しく学ぶ』『その日本語、ヨロシイですか?』あり。マンガ・イラストの別ブログ「スケッチ貯金箱」もやっています。

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